mitoharumon’s blog

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LinkBudsは寝ホン・ランニング用イヤホンになるか?装着感・音質は?1週間使用レビュー

「リング型」のイヤーバッズ、Sony製"LinkBuds"、ご多分に漏れず購入しました。

www.sony.jp


購入した理由は:
①外耳炎になりやすいので、それを防げるような皮膚に優しい構造希望
②イヤーピースのような閉塞感がない開放型がよい
③家で作業している時に、家電の通知音・家族の会話も聞こえる状態で音楽を楽しみたい
④寝ている間も音楽を聴きたい(「寝ホン」)
⑤ランニングの際、周囲の音を聞きつつ音楽等を楽しみたい(運動しても外れない・軽いことが条件)

さて、これらの希望は全て満たされたでしょうか・・・

もくじ
①外耳炎防止できるか
②開放型は解放感をもたらしたか
③周囲の音は聞こえやすいか
④寝ホンとして使えるか
⑤ランニング時に使えるか
⑥その他使用した感想(フィッティングサポーターの交換、装着方法)
⑦まとめ

 

①外耳炎防止できるか
外耳道の中が痒い、という感覚は減りました。やはり開放型なので、蒸れにくいです。
ただ、長時間使用していると「フィッティングサポーター」が接する「耳甲介艇(?)」のところが、荒れやすい右耳だけ痛くなりました。いくら開放型のイヤーバッズでも定期的に耳を休憩させるのが大切そうです。

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装着した様子。赤線は痛くなった部分

 

フィッティングサポーターが何かは、下のリンク先の図で分かります↓

LinkBuds | ヘルプガイド | 各部の名前

 

②開放型は解放感をもたらしたか
イヤーピースの密着感・圧迫感はなくなりました。とはいえ、リング型になっているドライバーユニットは硬いので、異物感は少しあります。しばらく使うと慣れてきます。

 

③周囲の音は聞こえやすいか
さすが、物理的に穴が空いているだけはあります。ナチュラルに家電の通知音や家族の話し声が聞こえます。愛用しているヘッドホン(同じくSonyのWH-1000XM4)の環境音取り込みは「マイクで無理に拾っている感」がありますが、LinkBudsは自然な環境音が聞こえます。
ただ、やはり音楽を音量大きめで流すと聞こえづらくなります。AirPodsをしたことがないのですが、音声処理をしている訳ではないので、選択的に声のみを取り込むとか、「頭の良い」環境音の取り込みはできません。
また、これは私の集中力の問題だと思うのですが、やはり人の話をちゃんと聞きながら音楽を同時に聴くのは難しいですね。話しかけてくれたことはバッチリ分かるので、音楽を停止して話すようにしています。なお、SonyのHeadphonesアプリの「サウンド」で「スピーク・トゥ・チャット」という機能をオンにすれば、話す時に自動的に音楽を一定時間止めてくれます。

 

④寝ホンとして使えるか
軽い(4.1g, 50円玉くらい)ので、寝ている間もかなり楽に使えます。ハウジング部はそれなりに大きいので(だから充電持ちがいいのですが)、つけている側の耳を下にして寝ると痛かったです。なので、枕につけない方の耳に片方だけつけると良い感じでした。
ちなみに私が寝ホンとして使っているもう一つのイヤーバッズ、1 MORE ComfoBudsZはハウジング部が耳の中に収まり、その分寝返りをうってもあまり痛くありません。また、LinkBudsより軽いです(2.7g)。その代わり、連続再生時間は短いですし、カナル型なので蒸れ感は少しあります。

1MORE ComfoBuds Z-True Wireless Music+Sleep Earbuds-30 Soothing Sounds - 1moreglobal

 

⑤ランニング時に使えるか
使ってみたところ、しっかり固定されていて落ちることはありませんでした。防水性もあるので、汗をかいても大丈夫だと思いますし、開放型なので蒸れません。
Nike Run Clubの音声ガイドランを使って走るのが好きなので、これはおすすめです。
ただ、車がよく通る幹線道路の横などを走ると、環境音がうるさすぎて、音量MAXにしても音が聞こえづらかったりします。

 

⑥その他使用した感想(フィッティングサポーターの交換、装着方法)
購入時はMサイズのフィッティングサポーターがついていますが、私はSサイズの方が合っていました。あらかじめXS・S・L・XLサイズのフィッティングサポーターがついてきますので、様々な耳の形に対応できると思います。交換はとても簡単にできましたし、特に壊しそうになることはないので、「合わないかも」と思ったら速攻交換しましょう。

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フィッティングサポーターの替え

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左から右にXS・S・M・L・XL

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Sサイズ装着後のLinkBuds

装着方法もコツがいるなと思いました。まずハウジング部を耳に差し込んで、前側(顔側)に回転させるようにするとうまくフィットできます。それでも、なぜか右の方が左よりもLinkBudsの座りが良いです。左右で耳の形が違うからでしょうか・・・

LinkBuds ヘッドホンを耳に正しく装着し、最適なフィッティングサポーターを選択する方法 | LinkBuds 使いこなしガイド | 使いかた | ヘッドホン | サポート・お問い合わせ | ソニー


便利だな〜と思ったのはカフェに入った時です。普段愛用しているヘッドホン(同じくSonyのWH-1000XM4)は環境音取り込み機能があるものの、やはり聞こえづらい(のと失礼かもしれない)ので注文時は外していたのですが、LinkBudsは外さなくても問題なく注文できました。

音質はSonyクオリティーで高いと思います。ただ、開放型なため、低音の迫力はアプリ側で調整してもあまりありません。

色はホワイトを選択したのですが、少し灰色がかっていて、黒の粒々が見えます。再生プラスチックを使っているからだと思います。気になる方はブラックの方がいいかもしれません。


Headphonesアプリの設定でつけられる機能としては、他にも「アダプティブボリュームコントロール(周囲の音に合わせて音量調節)」「ワイドエリアタップ(耳珠付近をタップしてLinkBudsを制御。音量調節・再生制御・Spotify等アプリ起動などが可能)」がありますが、私はシンプルなのが好きなので、「外したら音楽を一時停止」以外はあまり使っていません。
また、他のレビューアーさんたちのご指摘通り、マイクの「高精度ボイスアップテクノロジー」による自分の声の抽出はかなり優れていると思うので、Web会議に適していると思います。
連続再生時間は5時間ぐらいで、このサイズにしては長い方だと思います。10分の急速充電で約90分ほど再生可能だそうです。より大きいイヤホンだと8時間再生できたりするので、そこはLinkBudsの形状のデメリットといえるかもしれません。

 

⑦まとめ
メリット:外耳道の炎症は防げそう。蒸れない・軽い。カナル型イヤホンの圧迫感は減った。周囲の音は自然に聞こえる。寝ホンは片耳なら使える。ランニングは周りがうるさすぎなければ問題なく使える。ちょっとした会話が外さず可能。
デメリット:周囲の音がうるさすぎると音楽が聞こえない。フィッティングサポーターで多少耳が荒れるかも。多少の異物感。装着にコツがいる。連続再生時間が多少短い。